この黒い宝石が富裕層に愛される理由は、その風味によるところももちろん大きいのですが、皇帝や王様に献上されてきた歴史等にもあると言われています。
今回はキャビアが富裕層に愛されてきた理由についてご説明致します。
キャビアの歴史
キャビアの歴史ですが、哲学者・アリストテレスが紀元前4世紀ごろ、チョウザメの卵についてコメントを残していることなどから、この時期には既に食されていたと思われます。その後、12世紀頃にはロシア正教会、ギリシャ正教会がキャビアを認可。安価でかつ栄養価の高い栄養補給食品としてロシア全土へ普及したそうです。
1600年頃にはシェイクスピアによる戯曲ハムレットで、贅沢の表現としてキャビアが挙げられています。高級志向の流れはここから根付いていったと想像されます。
富裕層に愛されている理由
キャビアの希少性
乱獲や自然破壊によりその数をどんどん減少させ、絶滅の危機に陥ったキャビア。
1975年7月にワシントン条約(CITES / 絶滅のおそれのある野生動植物種の国際取引に関する条約)が制定され、天然キャビアの国際取引が禁じられました。これにより捕獲制限が課せられキャビアの価格が高騰しました。
現在は世界各地で養殖の取り組みが行われています。チョウザメは産卵までに10年近くかかるために未だ養殖といっても高価な食材です。
チョウザメは王族に愛されていた
チョウザメは古代ローマ時代は「ロイヤルフイッシュ」、中国では「煌魚(エンペラーフイッシュ)」と呼ばれ、時の王や皇帝に献上された歴史があります。
キャビアはチョウザメの卵です。チョウザメは「聖なる魚」として扱われていたため、この歴史的経緯からキャビアを聖なるものと考える人が多くいます。
まとめ
キャビアが富裕層に愛されてきた理由をご説明致しました。
GINZA TOKYO取扱のキャビアは、香川県引田の清らかな地下水で育てたチョウザメから採れる潤い豊かなキャビアで、厳選した岩塩を低塩分でブレンドした逸品。グレー系の粒々で雑味のない、クリーミーな味わいが特徴です。クセが無く、バランスの良い味わいはどんなジャンルの料理にも合います。
岩塩塩分3%未満、非加熱で特殊冷凍保存により、鮮度が高く素材本来の味を凝縮した瀬戸内生まれの国産ピュアキャビアを皆様の食卓までお届けします。
ぜひご賞味ください。